【微妙】NISAで高配当株を買うメリットはあるのか。

NISAで高配当株を運用するメリット資産運用

コロナショックで株価が暴落し、株を始める個人投資家がかなり増えたそうです。

そんな個人投資家が増えた中で注目されているのが高配当株投資です。

高配当株投資は企業の出す配当金を目的に投資を行うことで、株を持っているだけで毎年配当金という形でお金が入ってきます。

何もしなくてもお金が入ってくるので魅力的には見えますが、配当金にも約20%の税金がかかります。

そこで注目されるのがNISAです。

NISAを使えば一定額までは税金が免除されるので高配当株投資を非課税で行うことができます。

実際にNISAで高配当株投資を行うとどれだけ税金が免除され、メリットがあるのか調べてみました。

NISAの年間投資可能枠

まずはNISAの年間投資可能枠の確認です。

NISAは年間最大120万円まで投資することができます。

ちなみに、これは年間120万円なので、次の年はさらに120万円投資できます。

NISAは最大5年間運用できるので、毎年枠を使い切ると600万円が非課税枠になるというわけですね。

毎年120万円ずつ投資に回せる人はどれだけいるかわかりませんが、600万円の枠で利益が出た場合に非課税になるのは嬉しい限りです。

ちなみに、ロールオーバーをするとさらに5年延長できますが、少しややこしくなるので5年間で今回はシミュレーションしようと思います。

NISAで高配当株を買った場合の非課税額

みんな大好き高配当株をNISAで買って運用した場合にどれくらい非課税になるのか、シミュレーションしてみました。

高配当株といっても利回り何パーセントで運用するかでも変わるので、3~5%のパターンで計算してみます。

平均利回り3%の場合の非課税額

配当金の平均利回りが3%の場合はこのようになりました。

年数投資額合計年間配当金
1年目120万3.6万
2年目240万7.2万
3年目360万10.8万
4年目480万14.4万
5年目600万18万
合計600万54万

5年間の配当金合計は54万円です。

ここに通常は税金がかかるのですが、NISAの場合は非課税なので税金がかかりません。

ちなみに、本来かかるはずの税金は税率を20%とすると10.8万円です。

利回り3%で運用する場合は5年間で約11万円得することになります。

平均利回り4%の場合の非課税額

配当金の平均利回りが4%の場合はこのようになりました。

年数投資額合計年間配当金
1年目120万4.8万
2年目240万9.6万
3年目360万14.4万
4年目480万19.2万
5年目600万24万
合計600万72万

5年間の配当金合計は72万円です。

20%の税金がかかった場合は14.4万円です。

利回り4%で運用する場合は5年間で約14万円得することになります。

3%のときよりも少し増えましたね。

平均利回り5%の場合の非課税額

配当金の平均利回りが5%の場合はこのようになりました。

年数投資額合計年間配当金
1年目120万6万
2年目240万12万
3年目360万18万
4年目480万24万
5年目600万30万
合計600万90万

5年間の配当金合計は90万円です。

20%の税金がかかった場合は18万円の税金がかかります。

利回り5%で運用する場合は5年間で約18万円得することになります。

平均利回り3%の運用と比べると節税効果が7万円ほど上昇しました。

高配当株の節税効果は高くない

3~5%の利回りでのシミュレーションをしてみました。

合計600万円を投資した場合、約11~18万円の節税効果がありました。

18万円という額を見るとかなりメリットがありように思いますが、合計600万円の運用で得た配当金の中から18万円の節税です。

率にすると3%ですね。

運用資金の割にあまり得をしていないのではないでしょうか。

NISAの得た利益に対して税金がかからない利点を活かしきれていないように思います。

グロース株を買った方がうまくいけばお得

高配当株をNISAで買ったとしても、5年間で得られる節税効果が少ないことがわかりました。

では、高配当株ではなく、グロース株を買った場合はどうでしょうか。

グロース株は成長株のことであり、売上や営業利益が年間10%以上伸び続けている会社のことです。

今後の成長を株価が折込、割高になることもい多いですが、株価の伸びも大きいのが特徴です。

そんなグロース株をNISAで買って、大幅に利益を得た場合、売却益は非課税になります。

例えば最近成長の著しいワークマンの株価チャートはこのようになっています。

ワークマンを5年前に買っていれば株価は約5倍です。

1年目の120万円をワークマンに1点投資していた場合、価値は約600万円となり、売却益は480万円です。

ここに本来ならかかるはずの税金が96万円が非課税になります。

ワークマンを買っていた場合は約100万円の節税効果です。


高配当株を5年間運用したときの非課税額の5倍が1年目の投資額で得られます。

このように、NISAで高配当株に対する節税効果が薄いのに対して、グロース株で得られる節税効果はかなり高いことがわかります。

もちろん、すべてのグロース株がワークマンのように成長するわけではありませんし、損することもあるでしょう。

しかし、NISAの効果を最大限に活かせるので、長期投資をする場合はNISAでグロース株の運用を考えてみてもいいのではないでしょうか。

節税効果を大きく期待するならグロース株

高配当株投資は魅力的な投資方法ではありますが、NISAという限られた枠の中で行うにはシミュレーションの結果からも、あまりメリットがないようです。

高配当株での運用はどう頑張っても年間5%くらいが最大です。

5%の配当金の中から20%が非課税になってもかなり少額になります。しかし、グロース株であれば大きな売却益を狙った運用も可能です。

NISAの配当金にも売却益にも税金がかからないというメリットを最大限に活かすならグロース株投資一択だと僕は思っています。

リスクを取って、最大限の利益を上げたい人はNISAでグロース株の運用をしてみてはいかがでしょうか。

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