奨学金の返済は新卒社会人にはきつい。うまく返済していくには

貯金箱お金の話

日本の多くの学生が借りている奨学金ですが、奨学金を借り終えてから7ヶ月で返済が始まります。多くの人は3月に奨学金を借り終えて卒業し、社会人になると思うので、10月27日が最初の引き落とし日になります。

社会人になり、半年程度が経過してある程度生活にも慣れた頃にやってくる奨学金の返済。

借りている奨学金の額にもよりますが、毎月数万円飛んでいくのが10年以上続くようになります。会社で頑張って昇給すれば気にもならなくなるかもしれませんが、新卒社会人の1年目の給料から奨学金を引かれるのは結構きついです。

実際に僕が社会人になりたての頃の奨学金返済についても踏まえて書いていこうと思います。

奨学金の返済は新卒社会人にはきつい

奨学金が新卒社会人にきつい理由は、なにより給料が低いことです。社会人1年目の給料は多くの会社は20万円ほどだと思います。中にはもっと待遇のいい会社もありますが、ほとんどの新社会人の給料は横並びで始まります。

厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」の結果によれば、大学・大学院卒の20~24歳の平均給与は22.69万円となっています。

この約23万円の中から奨学金を払わないといけません。

23万円もあれば奨学金の返済なんて余裕でしょ!

と学生なら思うかもしれませんが、この中から税金が引かれることになります。学生時代のアルバイトなら、扶養の範囲内は非課税だったので税金のことは気にしなくても良かったのでっすが、社会人になるとこの給料から税金が引かれることになります。

具体的には

  • 所得税
  • 住民税(2年目の6月から)
  • 社会保険料

が引かれることになります。さらに、会社によっては労働組合費なども強制的に引かれる場合もあります。

それらが引かれて手元に残るのが手取りになり、自由に使うことができる金額となります。月収23万くらいの場合、税金は額面の収入からだいたい20%~25%引かれるのが相場なので、23万円の額面収入から25%引いてみると、17.25万円になります。

新卒社会人の手取りはだいたい17万円前後ということになり、ここから生活費や娯楽費などを払っていくことになります。

結構引かれるなぁ。と給料を貰うようになって感じるようになりました。既に働いている方は同じような感想を持ったのでしょうか?税金もバカにならない額ですね。



そして、この手取りでの生活の場合だと、生活はどうなるのでしょうか。支出については、総務省統計局「家計調査家計収支編 単身世帯 (年齢階級別)」を参考にグラフにしてみました。ここでは家賃を6万円に設定しています。

手取り17万の支出グラフ

グラフから分かる通り、月収23万円の場合に月に使える額はおおよそ5万円です。この中から自分の買いたいものを買ったり、遊ぶための費用であったりを捻出しなければなりません。

このたった5万円の中から奨学金をさらに払うとなると、かなりきついということがお分かりいただけたかと思います。

毎月1万円の返済の場合、月に使えるお金は4万円になります。これが2万円や3万円となるとかなり生活が厳しくなりますね。

社会人になりたての若手に奨学金というのは重くのしかかるものとなります。

家賃補助や寮があるかが分かれ目

奨学金が重くのしかかることがわかりましたが、1番大きくのしかかるのは「家賃」です。月6万円で計算しましたが、地域によって大きく変わるのも事実です。東京などの首都圏や駅前の便利な場所では家賃は上がりますし、郊外などの土地だと家賃4万前後でそれなりにキレイな家に住むことも可能となります。

この毎月重くのしかかる家賃ですが、会社によっては家賃補助がある会社や寮を持っている会社もあります。もしこれらを利用することが出来ればかなり生活に余裕ができます。

特に寮の場合は自己負担が1~2万円くらいの会社が多いと思います。こういったところに住むことができると、家賃分がほぼ全て自由に使えるお金に変わるので、余裕のある生活を送れるようになります。

就職活動や転職活動を行う場合は家賃補助や寮の制度の有無で大きく生活が変わります。制度についてしっかりと確認しておいた方がよいでしょう。

奨学金を早く返済するには

奨学金は学業を奨励するための制度のように聞こえますが、基本的に金利の低い借金です。中には給付型の奨学金もあり、返さなくていいケースもありますが、そういった奨学金は取得するのが難しいものが多いです。なので、多くの人は地道に返済するしかありません。

ただ、借金なんてものはあって得することはので、さっさと返済するに限ります。では、どうすれば早く返済できるのか。

単純明快な答えとして、収入を増やすことです。そんなの出来たら苦労しない、と誰もが思いますがお金を稼ぐ手段というのはローリスクなものからハイリスクなものまでたくさんあります。何もしないよりは一度やってみるのもアリではないでしょうか。

残業

一番簡単に収入を増やすことが出来る方法です。労働時間を増やすだけで毎月の給料が増えます。基本給20万円位の場合だと、残業代は2,000円/1時間くらいになります。

例えば毎月奨学金の支払いが苦しいのなら、奨学金分だけ残業すれば生活は楽になるでしょう。10時間残業すれば2万円になるので、そう難しいことではないと思います。毎日30分残れば10時間です。こう考えると簡単そうですよね。

ただ、何もしないのに残っているのは印象も悪いので、自分から積極的に仕事へチャレンジしてみるといいと思います。残業代も貰えるし、評価も上がるしでいい事づくしです。

収入を手っ取り早く増やすには、積極的にチャレンジして残業代を稼ぎつつ、評価を上がるというのがローリスクかつ早いですね。

副業

副業もローリスクで収入を増やす手段の1つです。最近は副業を認めている会社も増えてきました。残業を出来ないのであれば何か副業に挑戦するのも新たな手段ですね。

得意分野などがあればそれを活かして教室などを開くのもいいですし、絵を描いたり、文章を書いたりといった仕事は自宅でも出来ます。

副業に関しては元手が必要なものからパソコンだけで出来るものまで様々ですが、自分の生活リズムにあった無理のないものを見つけることが重要です。

副業に時間を取られて本業がおろそかになったり、副業で頑張り過ぎてプライベートがなくなる、なんて悲しいことも起こらないとも限らないので、そのあたりの線引は気をつけたいところです。

ただ、副業で成功している人は本業よりも稼いでいたり、副業が本業になったりする人もいるのでチャンスはあります。

投資

1番ハイリスク・ハイリターンな投資です。株式や不動産など投資には多くの手段がありますが、失敗した場合は元本がかなり減るリスクを伴います。

ただ、成功した場合は大金を手にすることができるのも投資です。投資においてはリスクのとり方も様々です。株式投資の場合だと、超長期投資を行い、毎年配当金を得て生活を豊かにするという方法もありますし、信用取引などを行って大きなリスクを取ることも出来ます。

配当金狙いの投資の場合は、大きく元本は増えませんが、余程の経営危機や世界情勢の悪化などがなければ安定した金額が配当金として毎年振り込まれます。

逆に、信用取引などを使って借金をして株式投資を短期で行い、短期的に大きく元本を増やすことも出来ます。ただ、信用取引は下手をすると借金を抱えるリスクもあるので、かなりハイリターンです。

株式投資のイメージが悪いのは信用取引で借金をした人が取り上げられるからですね。信用取引を行わなければ、株式投資で借金を追うことはないので、投資も資産を増やす手段としては有効な方法です。

転職

今の職場で給料の上昇が見込めないであったり、残業や副業が出来ず、収入を増やすことが困難である場合は転職というのも手段としてあります。

転職先でどのような働き方になるのかは未知数なのでリスクですが、在職中に演色活動を行えば職を失うことはないので、そこまで高いリスクがあることではありません。

昔は1つの会社で定年まで働くことが普通でしたが、現代では時代の変化も激しく、いつまでも今の会社があるとは限りませんし、会社ではなく、自分の力として働くことでが出来るようになるというのが重要です。

キャリアアップという意味も含めて転職というのは収入を増やす手段として考えてみるのはいいかもしれません。

転職しなくても、求人を見たりすることで、現在転職市場ではどのような人材が求められているのか調べることも出来るので見ておいて損はないでしょう。

奨学金返済はできることからコツコツと

奨学金は大学を卒業してから長い期間払い続けることとになります。特に若いうちは収入に対する奨学金返済の割合も大きくなります。割合でいうと10%を超える人も多いと思うので、奨学金の返済はきついものになるはずです。

地道に払い続けることも出来ますが、やはり借金は早いうちに払い終わったほうが後々の生活も楽になります。奨学金を早く返すための手段もいくつか紹介しましたが、やるもやらないも自分次第です。

早く返済して奨学金を気にしなくて済む生活を送りたいですね。

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